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2018/09/30


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【人権の欺瞞】なぜドイツは「テロリストの人権擁護」にこうも熱心なのか これはもう「民主主義」とは言えない

 source : 2018.09.28 川口マーン惠美「シュトゥットガルト通信」 (クリックで開閉)





■あるテロリストの処遇

サミ・A(42歳)はチュニジア人のイスラムテロリストだ。1997年、21歳でドイツに留学した。その後、ドイツにある回教寺院の説教師として、テロリストを勧誘するアジテーターのような役割を担い、メキメキと頭角を現した。その間、さまざまな理由で学生ビザが延長され続けたが、2005年、学業は修了しないまま、ビザがついに切れた。

ちょうどその頃、デュッセルドルフで、ユダヤ人の施設に対する爆破テロを計画していたとされるイスラム組織の公判が続いていた。それに関して、サミ・Aが1999年ごろ、アフガニスタンで、アルカイーダの軍事訓練とイスラム原理の教習を受けていたという有力な証言が出た。

それどころかサミ・Aは一時、アルカイーダの指導者、ビン・ラーディンのボディガードにまで昇進していたらしい。しかし、彼は取り調べに対し、アフガニスタンには入国したことがないと主張。結局、容疑は固まらず、放免となった。




サミ・Aが住んでいたのはボッフムという町だ。この後、ドイツの官庁とサミ・Aとの終わりなき戦いが始まる。ボッフム市長は、サミ・Aの滞在ビザ延長を拒否。彼を強制送還の対象とし、パスポートも没収した。それに対し、サミ・Aは当該の行政裁判所に権利保護を求め、難民申請も試みた。

ドイツでは、たとえ外国人が犯罪を犯しても、拷問を受ける可能性のある国に送還することは禁止されている。犯罪者であっても人権は守られなければならないからだ。実際にサミ・Aも、まさにその理由で、チュニジア送還を免れていた。

ちなみにドイツでは現在、テロを起こす危険があるとみられている人物760人が警察の監視下にあり、うち153人はすでに保護(留置)されているという(連邦刑事庁・2018年3月発表)。2015年、ドイツになだれ込んだ大量の難民の中には、相当数のテロリストが紛れ込んでいたとみられている。

さて、ドイツ当局とサミ・Aとの裁判は14回にも及び、多額の税金と多くの時間が注ぎ込まれた。しかし、そのたびにサミ・Aはさまざまな法律を駆使して自己を弁護しつつ、自由にドイツで暮らしていた。

そのあいだにサミ・Aはチュニジア出身の女性と結婚し、4人の子供をもうけた。ドイツ生まれの子供たちは、合法的にドイツの国籍を取得し、その母親である妻にもドイツ国籍が与えられた。

それによりサミ・Aには、「4人のドイツ人の子供の父親」と、「ドイツ人女性の夫」という2つのステータスが付帯したため、母国送還の心配はほぼ消滅。それどころか反対に、ドイツ国家から保護される立場になったのである。

■なぜそこまでして税金を使うのか

しかし、時は流れて2018年、事態が一変する。

3月にできた新政権は、難民資格のない外国人は速やかに母国に送還にすると決めた。ましてや、犯罪者やテロリストは、真っ先に送り返す方針だ。

そこでボッフム市は、管轄の行政裁判所に、サミ・Aの母国送還の何度目かめの申請をした。サミ・Aはテロリストとして名が知れていたこともあり、彼の送還は、新しい難民政策のシンボルとしての意味があったのだ。

しかし、裁判所は7月12日、またもや申請を却下した。理由は拷問される可能性。

その却下の通達がボッフム市に届いたのが翌朝9時過ぎだったと言われるが、しかし、なぜか、そのときサミ・Aはすでに機上の人だった。しかも、飛行機はチュニジアの管制空域に入っていたという。複数のメディアは、州当局が「裁判所が送還を妨害できないよう」、正確な日時を秘匿したと疑っている。

チュニジアに着陸後、サミ・Aは拘束されたが、拷問もされず、27日には証拠不十分で釈放となった。ただ、捜査は継続しているため、国外に出ることは許されていないという。この知らせに、「やれやれテロリストが一人減った」と喜んだドイツ国民は多かったと思う。

ところが、まもなく同州の上級行政裁判所が、サミ・Aをチュニジアから連れ戻すよう命じた。送還は法律違反なので、連れ戻せなければ、ボッフム市には1万ユーロの罰金が課されるという。

裁判所の主張はシンプルだ。サミ・Aを強制送還するなら、彼をもう一度ドイツに連れ戻し、チュニジア政府からサミ・Aを拷問しないという担保をとり、裁判所の許可を得た上で送還という正式な手順を取らなければならない。

日頃から、多くのテロリストや犯罪者を保護しているだけでも腹立たしいのに、せっかく送り返したテロリストを、大金を投じてまた連れ戻す? たとえ送還の手続きに多少の問題があったとはいえ、なぜ、そこまでする必要があるのだ?

飛行機のチャーター代は一回3万5000ユーロ(450万円強)だとか。サミ・Aを連れ戻したあと、再度送還するとなると、飛行機代だけでもこの3倍が掛かる。もちろん、すべては税金だ。

■民主主義と全体主義の境界で

案の定、このあと論議沸騰。

ノートライン−ヴェストファレン州の法相(CDU・キリスト教民主同盟)が、「司法の独立は貴重である。しかし、裁判官は自分の判決が、国民の正義感に相応するかどうかという視点も持つべきだ」と言えば、SPD(社民党)や緑の党の議員がそれを、「法と法治国家に対する認識に欠陥」とか、「法治国家の弱体」として激しく反発。

一方、メディアは「法を守らない人の人権をも、法で守るのが民主主義である」と胸を張る。そして、民主主義を擁護する悲壮な記事が多々。

国営第1テレビのオンライン版(8月16日付)には、「テロリストを追い払うため、行政や政治家は法治国家を壊そうとしている。彼らのしていることは、イスラムの扇動家たちの行為よりも危険だ」という意見まで出た。つまり、論争は民主主義とは何かという議論にまで発展したのである。

施政者が自分に都合の悪いことをねじ伏せられる国では、三権分立は壊れる。また、司法の役割はもちろん法を守ることで、国民がこれが正義だと感じることを守るわけではない。「私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は、命をかけても守る(ヴォルテール)」が、民主主義の基本である。

しかし、国家や国民に重篤な被害を及ぼそうとしている人物、あるいは、すでに及ぼした人物を、膨大な税金を使って保護し続けることは、これと同列に語れることなのだろうか。ある人が、「これが民主主義だ」と認めた意見以外が「反民主主義」として駆逐されるなら、それはすでに民主主義とは言えない。民主主義と全体主義の境目はどこにあるのだろう。

法は人間が作るものだ。しかもドイツでは、現在の状況に合わせて、法を見直すことが禁止されているわけではない。戦後できた基本法(憲法に相当)も、すでに60回以上も改正されている。いうなれば、その柔軟性を持ってこそ、ドイツはこれまで世界有数の法治国家であり続けたのである。

法が一人歩きをし始めたら、それも危険な兆候だ。「法治国家」も「民主主義」も、念仏のようになってしまっている今、サミ・A事件の投げかけたテーマは、かなり興味深い。

昨今のドイツでは、言論の自由を守るという理由で、言論の自由が封殺されている空気を強く感じる。そのドイツでは、民主主義であるが故、サミ・Aが合法的にドイツに滞在していたのか、不法に滞在していたのかさえ、決着が付いていないのである。


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韓国大統領 月山明博(李明博)の…天皇陛下への「不敬発言」
痛惜の念などという単語一つを言いに来るのなら、来る必要はない。
日王は韓国民に心から土下座したいのなら来い。
重罪人にするように手足を縛って頭を足で踏んで地面に擦り付けて謝らせてやる。
重罪人が土下座もしない、言葉で謝るだけならふざけた話だ。
そんな馬鹿な話は通用しない。
それなら入国は許さないぞ。
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手法 用例 手法 用例 手法 用例 手法 用例
連想の創出 愛国者に対して「軍靴の音が聞こえそうだ」などと揶揄し否定的な印象を与える… コメント 人々を一定の方向に誘導するために「事実とは異なる解釈」をコメントさせたり「社説」にする… プレゼンス効果 現場からの中継や縮小ジオラマなどで「臨場感」を演出し「やらせ」も交えて信用されやすくする… 分類表 一部の「ネット右翼」が批判しています…のように決まった単語・フレーズで事象を分類して極小化・極大化する…
撹乱 「第三極も含めて政党が乱立して訳が分かりません…」などと連日「情報ノイズ」で溢れさせ興味自体を失わせる… 癒着提案 TBS「安倍官房長官印象操作映像事件」のように「個別の事実」を「継ぎ接ぎ」して「誤った印象」を植え付ける… 匿名の権威 「信頼すべき消息筋によれば…」のように情報元を明かす必要がない事を逆手に取り記事の内容に権威を与える… 日常会話 お隣の「韓国」では…のように本来否定的な要素「韓国」を日常会話のように繰り返し心理的習熟効果で反応を麻痺させる…
感情共鳴 コンサートで開催場所の地名を大声で繰り返し叫ぶ…などのように「デモ」「集会」などで群集を理性ではなく感情レベルで反応させる… 歴史の書き換え 民主党の「天皇制廃止」「戸籍法廃止」「夫婦別姓」などの愛国心を低下させるための国家・民族全体に対する長期的な情報操作… 感情整列 この時間にご覧になっている貴方だけに限定100セットだけ…などと「一定のシチュエーション」を用意して群集の感情を「均一化」させる… 一次効果 「朝日新聞の従軍慰安婦捏造問題」「iPS細胞での読売新聞大誤報」など「最初に発信された情報」は嘘でも捏造でも信用されやすいという原理…
ブーメラン 坂本龍一・山本太郎などの著名人を使い原発管制報道に対する「自由の闘士」を作り出し国力を削るために「愛国者」を装った抗議運動を展開する… 心理的ショック 日本は豊かなのだと錯覚させ更に絞り取るために「飢餓」を伝え…日本は悪い事をしたと日本人を自虐的に思い込ませるために繰り返し「戦争」を伝えます… 半真実 「マニュフェストが実現出来なかったのは自民党の負の遺産のせいで民主党がダメだった訳ではない…」のように嘘の中に一面的な真実を織り込み全体を真実に見せる… フィードバック 「支持政党無しの無党派層は過去最高」という結果を得るために世論調査の回答項目に「民主党もダメだけど自民党もダメ」という項目を設定し全体の意見に偽装する…
すり替え 「傷害」を「いじめ」「窃盗」を「万引き」「殺人事件」を「交通事故」「テロリスト」を「レジスタンス」「略奪事件」を「抗議デモ」など受け入れ易い言葉に置き換える婉曲手法… 脅威の創出 尖閣購入時に「中国の脅威」は民主党政権以降に尖鋭化していたにもかかわらず恰も「都知事発言以降に尖鋭化した」かの如く捏造し民主党には他に選択肢は無かったと責任転嫁… 社会的同意 首相の靖国参拝に「外国」から激しい反発が起こっている…などと…特定アジアだけの意見を恰も世界全体が同意していると錯覚させる…「人権擁護法案」「外国人参政権」などもこの手法… 側面迂回 民主党の原発事故対応では線量などの周辺情報は正確に報じられ枝野幸男の「直ちに健康に影響を及ぼすものではない…」の嘘の信憑性を高めメルトダウン・風向きなどの核心部分は隠蔽された…
虚偽類似 「視聴率低迷は若者のテレビ離れのせい…」「CDが売れないのは違法ダウンロードのせい…」「紅白歌合戦に韓流スターが出演できないのは日本の右傾化のせい…」など都合の良い「原因と結果の因果関係」を作り出す… 事実確認 原発安全神話を作り出したのも公共事業にジャブジャブ税金をつぎ込んだのも自民党です…など…「一面的な事実」を先に述べ「事実確認」させ…自民党政権に逆もどりして良いんですか?…と未来を誤認・錯覚させる… 毒入りサンドウィッチ 「白川総裁が自民党の経済政策を批判」「安倍総裁の経済政策発言を市場が好感し円安に振れ株価は年初来の高値」「一方でハイパーインフレを懸念する声も」…のように序文と結論の否定的報道で肯定的な報道を挟み肯定的な報道の意義を低下させる… 砂糖入りサンドウィッチ 毒入りサンドウィッチの逆の手法…
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